車からキュルキュル音がする原因|ベルト鳴きの見分け方と修理費用

車の豆知識

くるまにあ通信管理人のタケです。

朝、エンジンかけた瞬間に「キュルキュルキュル〜」って音がしたこと、ありませんか?

え、なにこの音…やばくない?

って焦りますよね。僕の周りでもこの音で「修理出したほうがいい?」って聞いてくる人、まーじで多いです。

あの音、正体はベルトの滑りがほとんどです。エンジンルームの中で回ってるゴム製のベルトが、プーリー(滑車)の上で滑って摩擦音を出してる。ざっくり言うと、濡れた床で靴底がキュッと鳴るのと同じ原理です。

ただ、キュルキュル音って「いつ鳴るか」で原因が変わるんですよね。

キュルキュル音の原因をタイミングで見分ける

鳴るタイミング よくある原因 危険度
エンジン始動時だけ ベルトの劣化・緩み ⚠️ 中
エアコンON時 エアコンベルトの劣化 ⚠️ 中
ハンドルを切った時 パワステベルトの劣化(油圧式のみ) ⚠️ 中
雨の日・冬の朝だけ 水分・低温でベルトが滑る △ 低〜中
常に鳴り続けている ベルト切れ寸前・ベアリング 🔴 高

ポイントは「いつ鳴るか」と「どれくらい続くか」です。

エンジンかけた直後だけ数秒キュルッと鳴って、すぐ消える。これはベルトが冷えて硬くなってるだけなので、そこまで緊急じゃないです。温まれば摩擦力が戻るので。

ただし、ずっと鳴ってるとか、だんだん大きくなってきたって場合は、ほーんとにヤバい合図です。ベルトが限界に近いか、ベルト以外の部品が壊れかけてる可能性があります。

キュルキュル音を放置するとどうなる?

「まあ走れるし…」って放置する人、めっちゃ多いと思います。気持ちはわかりますよ。音がするだけで普通に走れちゃうから。

でもこれ、放置すると最終的にベルトが切れます。切れたらどうなるか、というと。

止まる機能 何が起きるか
オルタネーター(発電機) バッテリー上がり→エンジン停止
ウォーターポンプ 冷却水が回らずオーバーヒート
エアコンコンプレッサー エアコンが効かなくなる
パワステポンプ ハンドルがめっちゃ重くなる

特にオーバーヒートがヤバいです。エンジン本体がダメージを受けるので、修理費が一気に跳ね上がります。

ベルト交換なら1万円前後で済むのに、オーバーヒートでエンジン載せ替えになったら50万円以上かかることもあります。

1万円をケチって50万円…。絶対イヤだ。

僕自身、昔乗ってた車で異音を放置して、最終的にカランカランって音がし始めて走行不能→レッカーになったことがあります。あのときはほーんとに後悔しました。

ちなみになんですがー、「足回りから異音がする原因」の記事でも書いたんですけど、車の異音って「早めに気づいて早めに対処」が鉄則です。音は車からのSOS信号だと思ってください。

ベルト交換の修理費用と交換時期の目安

車種 部品代 工賃 合計
軽自動車 3,000〜4,000円 3,000〜4,000円 6,000〜8,000円
国産普通車 4,000〜8,000円 4,000〜8,000円 8,000〜16,000円
輸入車 5,000〜10,000円 5,000〜9,000円 10,000〜19,000円

ベルト交換って、車の修理の中ではかなり安い部類です。軽自動車なら1万円いかないこともある。

交換の目安は3〜5年、または走行距離5〜6万kmです。車検のタイミングで整備士さんにベルトの状態を見てもらうのが一番手っ取り早いですね。2回目の車検(5年目)あたりが、ちょうどベルトの寿命と重なることが多いです。

まとめ

  • キュルキュル音の原因は、ほぼベルトの滑り
  • 鳴るタイミングで原因が違う(始動時・エアコン・ハンドル・雨の日)
  • 放置するとベルト切れ→エンジン停止やオーバーヒート
  • 修理費は6,000〜19,000円(車種による)
  • 目安は3〜5年、5〜6万km。車検時にチェックが確実

まにあ編

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もうちょっと深く掘っていきます。

キュルキュル音の正体|エンジンルームのベルトって何してるの?

「ベルトの滑り」って言われても、エンジンルーム開けたことない人にはピンとこないですよね。

エンジンルームの中には、エンジンの回転力を借りて動いてる「補機類」がいくつかあります。発電機(オルタネーター)、エアコンのコンプレッサー、パワステポンプ、ウォーターポンプ…こいつらを回してるのがベルトです。

昔の車は補機ごとに別々のベルトがついてて、エンジンルームに2〜3本のVベルトが並んでました。でも最近の車は1本のリブベルトで全部まとめて回すのが主流です。「サーペンタインベルト」とも呼ばれてます。

種類 見た目 特徴
Vベルト 断面がV字で細い 古い車に多い。補機ごとに1本
リブベルト 平たくて内側に縦溝 最近の主流。1本で全部回す

1本で全部回してるってことは、その1本が切れたら全部止まるってことです。逆に言えば、交換するのも1本で済むので部品代は安く上がります。

ベルト鳴き止めスプレーって使っていいの?

カー用品店に行くと「ベルト鳴き止めスプレー」って商品が売ってます。ベルトに吹きかけると摩擦を回復させて、一時的に音が止まるやつです。

これ、応急処置としてはアリなんですけど、根本的な解決にはならないです。

ベルトが劣化してるから鳴ってるのに、スプレーで音だけ消しても、ベルトの状態は何も変わってない。むしろ「あ、音消えた。直ったわ」って勘違いして放置する人が出るので、ほーんとに気をつけてほしいです。

使うなら「次の休みに整備工場に持っていくまでの繋ぎ」くらいの気持ちで。あくまで応急処置です。

ベルト以外でキュルキュル鳴るパターン

ベルトを新品に交換しても音が消えない。これ、まあまあある話な気がしてます。

その場合は、ベルトじゃなくてベルトが回してる側の部品が原因かもしれません。

部品 症状 修理費目安
オルタネーター 内部ベアリングの摩耗 3〜8万円
ウォーターポンプ 内部ベアリングの摩耗 2〜5万円
エアコンコンプレッサー 内部の故障 5〜15万円
テンショナー ベルトの張力を保つ部品 1〜3万円

ベルト交換が1万円前後なのに比べて、こっちは桁が違います。エアコンコンプレッサーなんて最大15万円。

だからこそ、キュルキュル音が出たらまずはベルトを疑って、早めに交換するのが正解です。ベルトなら安く済む。放置して周りの部品まで巻き込んだら、まーじで財布が痛いことになります。

ちなみになんですがー、オルタネーターが壊れるとバッテリーが上がります。バッテリー上がりの対処法も前に書いたので、もしものときは参考にしてください。

参考サイト

それでは、今日もいい道を。

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