くるまにあ通信管理人のタケです。
この前、友達と車で遠出する話になったとき「高速は怖いから下道で行きたい」って言われたんですよ。あー、わかるなあ…って。
実は僕も昔はそっち側でした。免許合宿の高速教習が初めての高速だったんですけど、場所は香川県。正直、交通量が少なかったからまだマシだったんですけど、それでも合流の瞬間は心臓バクバクで。隣に教官いるのに手が震えてましたからね。
で、ふと思ったんですよ。これ、都心部で高速教習やる人ってどうなるんだろう…って。首都高とか阪神高速で教習とか、想像しただけで怖い。
そんな僕も今は普通に高速乗ってます。怖さが完全にゼロになったわけじゃないけど、「コツ」と「心構え」がわかってからはだいぶ楽になりました。今日はその話をまとめます。
高速道路が怖いのは、あなただけじゃない
まず安心してほしいのが、高速が怖い人ってめっちゃ多いってこと。
MOTAの記事によると、免許取得者のうち4人に1人(24.3%)が高速道路の運転を「苦手」と回答しています。しかもベテランドライバーでも6人に1人(16.7%)が苦手って答えてます。
ベテランでも6人に1人って、けっこう多くない?
何が怖いのかっていうと、ダントツで合流。6割以上の人が「合流が一番怖い」と答えていて、次に車線変更が半数以上。逆に言えば、合流と車線変更さえ乗り越えれば、高速はだいぶ楽になるってことです。
高速道路の怖さを克服するコツ5つ
僕が実際にやって効果があったものと、専門家が推奨してるものをまとめます。
| コツ | やること | なぜ効くのか |
|---|---|---|
| ①事前にルート確認 | ナビで分岐・出口を予習 | 「どこで降りるか」がわかると焦らない |
| ②合流は加速が命 | 加速車線でしっかり踏む | 本線と速度差がなくなれば怖くない |
| ③視線を遠くに置く | 100〜200m先を見る | 近くを見ると速度感が増して怖くなる |
| ④車間距離は多めに | 速度(km/h)=距離(m)が目安 | 100km/hなら100m空ける |
| ⑤出口は2km手前から準備 | 2km標識で左車線に移動 | 1kmだと車線変更のタイミングを逃す |
この中で一番大事なのは②の加速です。
高速道路の合流が怖い理由は「速度差」
合流が怖い最大の理由って、本線を走ってる車がめっちゃ速く見えることなんですよ。でもこれ、自分がゆっくりだから相対的に速く見えてるだけなんです。
本線が100km/hで流れてて、自分が60km/hだと速度差は40km/h。そりゃ怖い。でも自分も80〜90km/hまで加速すれば、速度差は10〜20km/hになる。これだけで合流のハードルがまーじで下がる。
モータージャーナリストの西村直人氏も、合流では「本線を走る車と同じくらいまで加速すること」が最も重要だと言っています。ウインカーは本線に入る3秒前には点灯。ハンドルは大きく切らず、遊びを取るくらいの感覚でスッと入る。
ちなみになんですがー、僕は以前軽自動車に乗ってたんですけど、これが合流のときほーんとに怖かった。アクセルベタ踏みにしても全然加速しないんですよ。え、まだ60km/h?もう加速車線終わるんだけど…みたいな。今はスイスポに乗り換えたので合流で困ることはなくなったけど、軽で高速に乗ってたときは毎回ちょっと覚悟してました。
高速道路の車線変更は「確認→ウインカー→3秒待つ」
合流の次に怖いのが車線変更。これもコツがあって、焦らないことに尽きます。
手順はこう。
まずミラーで後方確認。行けそうだなと思ったらウインカーを出す。で、ここが大事なんですけど、ウインカーを出してから3秒待つ。ウインカーの「カチ、カチ、カチ」を5〜6回聞いてから動き出すくらいがちょうどいい。
ウインカー出した瞬間にハンドル切る人がいるんですけど、それだと後ろの車が反応できない。3秒あれば後続車も「あ、来るな」って準備できます。
あと、追い越し車線にずっといるのは違反(通行帯違反)なので、追い越しが終わったら走行車線に戻りましょう。これ、意外と知らない人多い気がしてる。
まとめ
- 高速が怖いのは普通。4人に1人が苦手と回答してる
- 怖さの正体は「合流」と「車線変更」がほとんど
- 合流は加速が命。本線と同じ速度まで上げれば怖くない
- 車線変更はウインカー→3秒待ってから動く
- 出口は2km手前から準備。1kmだと間に合わないことがある
まにあ編

高速道路の裏側、もうちょっと掘っていきます。
高速道路の加速車線は「ちゃんと加速できる長さ」で設計されてる
合流が怖い人に知ってほしいのが、加速車線って適当な長さじゃないってこと。
高速道路の設計基準(道路構造令)では、加速車線の長さは本線の設計速度に合わせて決められています。普通車が十分に加速できるだけの距離が確保されてるんです。
つまり、加速車線の最初からアクセルを踏めば、ちゃんと本線の速度に乗れるようになってるということ。
え、じゃあなんで怖いの?って話なんですけど、これは加速車線に入ってからアクセルを踏むのが遅いから。料金所を出てすぐの加速車線で、最初のうちゆるゆる走っちゃうと後半で加速が足りなくなる。加速車線に入ったら「ここから踏むぞ」って意識するだけで、けっこう変わりますよ。
高速道路で軽自動車の合流がキツい理由を数字で見る
さっき軽で合流が怖かったって書いたんですけど、これ感覚じゃなくて数字で見てもハッキリ差があるんですよ。
| 車種の例 | 排気量 | 加速(0→100km/h) |
|---|---|---|
| 軽自動車(NA・約50馬力) | 660cc | 約15〜18秒 |
| 軽自動車(ターボ・約64馬力) | 660cc | 約11〜13秒 |
| コンパクトカー(約90馬力) | 1,200〜1,500cc | 約10〜12秒 |
| スイフトスポーツ(140馬力) | 1,400ccターボ | 約7秒 |
NA(自然吸気)の軽自動車だと、0→100km/hに15〜18秒かかる。加速車線が300mあっても、途中まで加速しきれないケースがあるんです。特に上り坂の合流なんかだと、ベタ踏みでも「まだ?まだ?」ってなる。
一方でターボ付きの軽なら11〜13秒。スイスポなら約7秒。倍以上違う。僕が軽からスイスポに乗り換えて合流が楽になったのは、パワーの差がそのまま安心感の差だったんですよね。馬力の記事で書いた「パワーウェイトレシオ」の話にもつながるんですけど、車重に対してパワーが足りないと加速で不利になる。軽はまさにそれです。
軽に乗ってる人は、合流で無理せず加速車線の手前から早めにアクセルを踏み始めるのがコツです。「加速車線に入ってから踏む」だと遅い場合があります。軽自動車がなぜ660ccなのかの記事でも書きましたけど、660ccって安全基準とのバランスで決まった排気量なので、パワーに余裕がないのはある意味しょうがないんです。
高速教習の難易度、都心と地方で全然違う問題
冒頭で書いた通り、僕の高速教習は香川のガラガラの高速道路でした。でもこれ、都心部の教習所だとまったく話が違うらしくて。首都高や阪神高速で高速教習をやる教習所もあるんですけど、合流も車線変更もひっきりなしで、教官がかなりフォローしないと無理っていう話を聞いたことがあります。
実は高速教習って、教習所によって使う道路が違うんです。
| 地域 | よく使われる道路 | 難易度の傾向 |
|---|---|---|
| 地方 | 直線多めのIC区間 | 交通量少なく楽 |
| 郊外 | 環状道路や外環 | 中くらい |
| 都心部 | 首都高・阪神高速など | 車線が狭く交通量多い |
首都高に至っては、カーブがきつい・合流が短い・車線が狭い・交通量が多いの4重苦。都心で免許取った人は、ある意味最初からハードモードをクリアしてるわけで、ほーんとに尊敬します。
逆に地方で免許を取った人が都心の高速に初めて乗ると、教習とのギャップで怖くなることがある。僕もそのパターンでした。香川の高速教習で「いけるじゃん」って思ってたのに、名古屋高速に初めて乗ったとき全然ちがうんだけど…ってなりましたからね。
制限速度120km/h区間が増えてきてる話
最後にひとつ。最近、高速道路の最高速度が120km/hに引き上げられた区間が増えてきてるの、知ってました?
2020年から新東名と東北道の一部で120km/h化がスタートして、2024年以降も対象区間がじわじわ広がっています。
「100km/hでも怖いのに120km/hとか無理なんだけど」って思うかもしれないんですけど、120km/h区間は基本的に道幅が広くて見通しがいい区間が選ばれてます。カーブがきつかったり合流が短い区間は対象外。なので、実は走ってみると100km/h区間より走りやすいっていう声もあるんですよね。
ただし120km/h区間でも、走行車線を80〜100km/hで走ること自体は問題ない。最低速度は50km/hなので、自分のペースで走行車線を走ってれば大丈夫です。無理に120km/h出す必要はまったくない。
それでは、今日もいい道を。
参考サイト:
なぜ”高速道路が怖い”のか? 苦手を克服する「マル秘テク」を専門家が指南! | MOTA
高速道路の合流が怖い | JAF Mate Online
道路構造令の各規定の解説 | 国土交通省


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