ソニー・ホンダ「AFEELA」開発中止。1,000億円の夢のEV、発売直前で白紙に

気になるニュース

くるまにあ通信管理人のタケです。

また大きなニュースが来ました。しかも前回の続きみたいなやつ。

ソニーとホンダが共同開発していたEV「AFEELA(アフィーラ)」の開発・発売が中止になりました。

3月25日、合弁会社のソニー・ホンダモビリティ(SHM)が正式に発表しています。第1弾の「AFEELA 1」も、開発中だった第2弾のSUVも、どっちも中止です。全部なくなった…。

このブログを読んでくれてる方は覚えてるかもしれないんですけど、つい2週間前にホンダが赤字転落してEV3車種の開発を中止した話を書いたんです。あのとき「ここからの巻き返しに期待したい」って締めたんですよ。まさかその余波がここまで来るとは思ってなかった。

そもそもAFEELAっていうのは、ソニーとホンダが2022年に作った合弁会社で開発してたEVブランドです。出資比率は50:50。ソニーのエンタメ技術とホンダの車づくりが合体するってことで、発表されたときはまーじで話題になりました。

おなじみCESで毎年のように展示されていて、今年の1月にも量産に近いモデルが公開されてたんです。デザインもかなりスタイリッシュで、車内にPlayStationのコンテンツが楽しめるとか、AIが搭載されてるとか、未来の車だ…って感じのやつでした。

価格はアメリカで89,900ドル〜102,900ドル。日本円にすると、ざっくり1,350万〜1,550万円くらい(1ドル=150円換算)。2026年後半にカリフォルニアから納車が始まって、2027年には日本でも発売される予定でした。

それが全部、白紙です。

なんでかっていうと、ホンダからの技術提供が受けられなくなったから。

AFEELAはホンダのオハイオ工場で作る予定だったし、プラットフォーム(車の骨格部分)もホンダのものを使う前提でした。でもホンダ自身が3月12日にEV戦略を大幅に見直して、北米向けEVの開発をバサッと切った。そうなるとAFEELAに回す技術もリソースもなくなるわけで。

SHMの公式発表でも「当初の事業計画策定時にHondaからの提供を前提としていた技術やアセットの活用が困難な状況」って書いてあります。まあ要するに、作れなくなっちゃったんだな…という話です。

時系列で見ると、ほーんとに展開が早い。

時期 出来事
2022年9月 ソニー・ホンダモビリティ設立(資本金1,000億円)
2023年1月 CES 2023で「AFEELA」ブランド初公開
2025年1月 CES 2025で価格発表・予約受付開始
2026年1月 CES 2026で量産モデル展示+第2弾SUV初公開
2026年3月12日 ホンダがEV戦略見直し・赤字6,900億円+損失最大2.5兆円
2026年3月25日 AFEELA全モデルの開発・発売中止を発表

1月にCESで「もうすぐ届けます!」って展示してたものが、3月に中止ですからね。予約してた人、まーじでびっくりしたと思います。カリフォルニア限定で受け付けてた予約金200ドルは全額返金されるそうです。

ここで自分のブログを振り返ると笑えるんですけど。

eエブリイの記事で「時代はEVなんだな」って書いて、その1週間後にホンダのEV撤退を書いて、今度はソニーとホンダの夢のEVが消えた記事を書いてるわけです。EV三部作みたいになってきたな…。

ただ、SHMがすぐに解散するかっていうと、まだそこまでは決まってなくて。ソニー・ホンダ・SHMの3社で「今後の方向性を協議する」って言ってます。モビリティの進化に貢献できる形を模索するみたいですけど、正直なところ、車を作らないモビリティ会社って何するんだろうというのが率直な感想です。

ソニーの技術力とホンダの車づくり、この組み合わせが実現したらほーんとに面白い車ができるはずだったんですけどね。1,000億円の資本金、3年半の開発期間、CESでの華々しい発表。全部ひっくるめて「なかったことに」はさすがにキツいなと。

とはいえ、EVの市場環境がここまで変わっちゃった以上、無理に突き進むよりは引く判断も大事なのかもしれません。ホンダがハイブリッドに舵を切ったのも、AFEELAを止めたのも、痛いけど正しい判断な気がしてる。

詳しくはSHMの公式発表、ホンダ側の発表はHonda公式ページ、ニュース解説はITmediaの記事で読めます。

それでは、今日もいい道を。

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