パッシングの意味と使い方|場面で変わる5パターンと関東・関西の地域差

車の豆知識

くるまにあ通信管理人のタケです。

対向車にピカッとパッシングされたこと、ありません?

初めてやられたときはえ、なに? 怒ってる?ってなりました。ハイビームにしてたわけでもないし、何か悪いことしたかなって。

でもあれ、実はコミュニケーションなんですよ。ただ、同じパッシングでも場面によって意味がまったく違うし、しかも地域によって真逆の意味になることもある。

今回はパッシングの意味とやり方を整理してみました。

パッシングのやり方|レバーを手前に引くだけ

やり方はめっちゃシンプルです。

ハンドルの左側にあるウインカーレバーを手前にカチッと引く。これだけ。引いてる間だけハイビームが点灯して、離すと消える。パッパッと2〜3回やるのが一般的です。

ちなみになんですがー、ハイビームに切り替える操作(レバーを奥に押す)とは逆方向です。奥に押すとハイビームに固定されちゃうので間違えないように。

パッシングの意味5パターン|場面で全然違う

パッシングが厄介なのは、同じ動作なのに意味が5つくらいあるところ。場面で判断するしかないんですよね。

場面 意味 よくある状況
交差点で右折待ち 「お先にどうぞ」 対向車が止まってパッシング
狭い道ですれ違い 「先に行っていいよ」 対向車がパッシング+手振り
後ろからパッシング 「先に行かせて」 追い越し車線で前が遅い
対向車がパッシング 「ハイビームまぶしいよ」 ハイビームのまま走ってる
対向車がパッシング 「この先に何かあるよ」 取り締まり・事故・障害物

僕がよーく経験するのは一番上の「お先にどうぞ」パターン。右折待ちしてるときにパッシングしてもらえるとめっちゃありがたいんですよ。こっちも「ありがとう」の意味でハザード焚いたりして。

あと、一番下の「この先に何かあるよ」。これ、僕も経験があって。走ってたら対向車が何台もパッシングしてきて、なんだ?と思ったらこの先でスピード違反の取り締まりをやってたんですよ。おかげで助かりました。逆に自分が取り締まりを見かけたとき、対向車にパッシングで教えたこともあります。

ドライバー同士の暗黙の助け合い、みたいな。

ただ、この取り締まり情報のパッシングは法律的にグレーかというと、現状では明確に違法とはされていないみたいです。とはいえ警察としてはいい気はしないだろうし、あくまで「そういう使い方もある」程度に知っておけばいいかなと。

関東と関西で意味が真逆?|パッシングの地域差

これ、まーじで知っておいたほうがいい話。

交差点で対向車にパッシングされたとき、関東と関西で意味が真逆になることがあるんです。

地域 パッシングの意味
関東 「お先にどうぞ」(譲る合図)
関西 「自分が先に行くよ」(先行する合図)

えっ、全然違うじゃん…。

関東のドライバーが関西で「どうぞ」のつもりでパッシングしたら、相手は「この人が先に行くのか」と思って待っちゃう。お互い止まったまま、みたいな。逆に関西のドライバーが関東に来て「自分が行くよ」のつもりでパッシングしたら、相手が「どうぞ」だと思って出てきて鉢合わせ。

もちろんこれは「傾向がある」という話で、全員がそうってわけじゃないです。ただ、パッシングされたら相手の車の動きをよく見てから判断するのが一番安全。相手が止まってるなら譲ってくれてる、相手が動き出してるなら先に行きたがってる。パッシングだけで判断しないのが大事です。

パッシングのやりすぎはあおり運転?|妨害運転罪の罰則

パッシング自体は違法じゃないです。でも、後ろからしつこくパッシングを繰り返すと、2020年に厳罰化されたあおり運転(妨害運転罪)に該当する可能性があります。

妨害運転罪の対象になる行為の中に「ハイビームの継続」が含まれていて、執拗なパッシングもこれに該当すると判断されるケースがあるんです(参考: 警察庁|あおり運転の厳罰化)。

罰則はかなり重くて、3年以下の懲役または50万円以下の罰金。高速道路で相手を止めさせたりした場合は5年以下の懲役または100万円以下の罰金

パッシングは「パッパッ」と2〜3回で伝わればOK。それ以上やる必要はないし、しつこくやったらトラブルのもとです。

まとめ

  • やり方:ウインカーレバーを手前に引く(2〜3回)
  • 意味は場面で変わる:「お先にどうぞ」「ハイビーム注意」「この先取り締まり」など5パターン
  • 関東と関西で意味が真逆になることがある:パッシングだけで判断せず、相手の車の動きを見る
  • やりすぎは違法:しつこいパッシングはあおり運転で検挙の可能性

ここからはまにあ編!🔍

パッシングのこと、もうちょっと掘り下げてみます。ここからは完全に趣味の領域です。

「パッシング」の語源|本来の意味は追い越し

パッシングは英語の「passing」から来てます。意味は「追い越し」「通過」。

もともとは追い越しの合図として使われていたんですよ。「今から追い越すよ」って前の車に知らせるためのもの。

ただ実は「パッシング」って和製英語なんです。英語では「headlight flashing(ヘッドライトフラッシング)」って言います。passing自体は「追い越し」って意味なんですけど、英語圏ではライトを光らせる行為に「passing」とは言わない。

え、和製英語だったの…。

日本では「お先にどうぞ」の意味で使うことが多いので、本来の「追い越し」の意味からもだいぶ変わってきてますよね。言葉って面白い。

海外のパッシング事情|国によってルールが違う

パッシングの使い方って、国によってけっこう違うんですよ。

国・地域 パッシングの使い方
アメリカ 「追い越すよ」の合図。お先にどうぞの意味では使わない
ドイツ アウトバーンで「どけ」の意味。けっこう強い合図
イギリス 「お先にどうぞ」の意味。日本の関東と近い
東南アジア 「自分が先に行く」の意味が多い

ほーんとに国によってバラバラ。特にドイツのアウトバーンでは、追い越し車線をゆっくり走ってると後ろからめっちゃパッシングされるそうです(参考: Wikipedia|パッシング)。怖いな…。

海外でレンタカーを借りるときは、その国のパッシングの意味を調べておかないと、善意で光らせたのにケンカを売ったことになるかも。

パッシングされたときの正しい対処法

最後に、パッシングされたときにどうすればいいかをまとめておきます。

状況 対処法
対向車からパッシング まずハイビームになってないか確認。なってなければ前方に取り締まり・事故がないか注意
交差点で対向車からパッシング 相手が止まってるか動いてるか確認。止まってたら譲ってくれてる可能性が高い
後ろからパッシング 追い越し車線にいるなら走行車線に戻る。走行車線なら無視でOK
しつこいパッシング 相手にしない。コンビニ等に入ってやり過ごす。ドラレコがあれば証拠になる

ほーんとに大事なのは、パッシングの意味を1つに決めつけないこと。同じ光なのに意味が5つもあるわけだから、場面と相手の動きをセットで判断する。それが一番安全です。

それでは、今日もいい道を。

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