ドアパンチされた・してしまった時の対処法|修理費と保険の使い方

車の豆知識

くるまにあ通信管理人のタケです。

先週、ショッピングモールの駐車場で買い物終わりに自分のスイスポに戻ったら、運転席側のドアに小さい凹みができてたんですよ。

……え、まーじで。出るときなかったよな?

隣の車はもういない。監視カメラがあるのかもわからない。とりあえず周りを見渡して、傷の写真だけ撮って、モヤモヤしながら帰りました。そう、いわゆるドアパンチってやつです。

ドアパンチって、されると本当に気分が沈むし、逆に自分がやっちゃう側にもなり得る。風に煽られてヒヤッとした経験、車乗ってる人なら1回はあるはず。

今回は、ドアパンチされた時・してしまった時の対処法と、修理費の目安・保険の使い方までまとめてみました。

そもそもドアパンチって何?

ドアパンチって、駐車場で隣の車がドアを開けた時に、自分の車にぶつけられる(もしくは自分がぶつけてしまう)やつです。

発生しやすいシチュエーションはだいたい決まってて、

  • 強風の日(ドアが風にあおられて想定より大きく開く)
  • 斜面の駐車場(ドアが勢いよく開く)
  • 狭いスペース(左右の余裕が少ない)
  • 小さい子どもを連れた家族(子どもがドアを勢いよく開ける)

ちなみになんですがー、ショッピングモールやスーパーの駐車場は、ドアパンチが起きやすい場所のひとつです。みんな急いでるし、荷物あるし、子ども連れだし、条件が重なりやすい。

で、ドアパンチの厄介なところは当て逃げに発展しやすいこと。正面衝突みたいに「お互いわかる事故」じゃなくて、ぶつけた側が「あ、大丈夫そう」って思ってそのまま去ってしまうパターンが多いんですよね。

ドアパンチされた時の対処法

自分が被害者側になった時、慌てず順番に動けば大丈夫です。

ステップ やること ポイント
傷の写真を撮る スマホで複数角度から 傷の大きさがわかる目印(硬貨など)と一緒に
周囲を確認 目撃者・防犯カメラの有無をチェック モール・コンビニは設置率高め
警察に連絡 「110」か最寄りの警察署 現場検証してもらうと事故証明が取れる
保険会社に連絡 契約してる自動車保険の担当窓口へ 事故証明番号を伝える
修理の見積もり 板金屋・ディーラー・カー用品店で取る 複数見積もり推奨

いちばん大事なのは警察に連絡することです。「たかが小さい凹みで警察呼ぶのは大げさかな」って思うかもしれないですけど、保険請求のときに交通事故証明書が必要になることが多いし、あとから「やっぱ犯人見つけたい」となった時の手続きが大変になる。

ちなみに、警察に連絡した後で犯人が判明するパターンもあります。現場周辺の防犯カメラや駐車場管理会社のカメラから割り出してもらえることがあるので、諦めずに届け出だけはしておいた方がいい気がしてる。

ドアパンチしてしまった時の対処法

逆に、自分がやってしまった側。これ、まあまあ焦ります。

ステップ やること ポイント
その場で停車 ハザードを点けて車を安全な位置に 離れると「当て逃げ」になる
相手を探す 近くにいないか周囲を見る 待てるなら少し待つ
警察に連絡 相手が見つからなくても通報 メモを残すだけでは不十分
保険会社に連絡 対物賠償・車両保険の有無を確認 使うかは一旦保留でOK
示談は保険会社に任せる 自分で金額交渉しない 後でトラブルになりやすい

やってしまった時にいちばんやりがちなのが、「名刺とメモを挟んで去る」というパターン。気持ちは分かるんですよ。その場で相手を待つのは気まずいし、時間もかかる。でもこれ、報告義務違反(当て逃げ)になる可能性があります。

道路交通法では、交通事故を起こしたら警察に届け出る義務がある。連絡先を残しただけじゃ義務を果たしたことにならないので、必ず警察にも電話してください。違反したら3ヶ月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金です。

あと、その場で金額交渉しないのも鉄則。「1万円で勘弁してください」みたいな現金示談は、あとで「やっぱ傷が深くてもっとかかった」ってなった時に揉めます。保険会社に任せた方が絶対ラク。

やっちゃダメなこと3つ

ドアパンチ対応で、ほーんとにやっちゃダメなポイントをまとめておきます。

1つ目はその場から立ち去ること。された側なら警察も呼ばずに帰ると事故証明が取れなくて保険が使えない。した側ならそれが当て逃げになります。どっちにしてもメリットが無い。

2つ目はその場で現金のやりとりをすること。傷の正確な修理費って、板金屋に見てもらわないとわかりません。ぱっと見で「1万円くらいかな」って払っても、実際は5万円かかったみたいなケースがよくある。逆に「10万円!」って言われて慌てて払ったら、実は2万円で直った、みたいなパターンも。保険会社挟んだ方が公平です。

3つ目は傷を自分でいじること。「コンパウンドで磨けば目立たなくなるかな」って消そうとする人いるんですけど、塗装の下に傷が入ってると逆に広がります。板金屋に持っていく前にいじると、修理の難易度が上がって費用も上がる。触らぬ傷に祟りなし、ですね。

まとめ

  • された時も、した時も、まず警察に連絡が最優先
  • 示談交渉・金額交渉は絶対に自分でやらない(保険会社に任せる)
  • 傷の写真を撮って、保険会社に相談
  • 自分で修理しようと触らない(費用が上がる)

ちなみに、駐車場に入る時点で隣の車との距離をちょっと気にしちゃう癖がついてます。新しく開いたドラッグストアの駐車場をチェックした話でも書きましたけど、駐車場に敏感になるのって車好きあるあるな気がしてる。

まにあ編

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ここからは、修理費・保険・予防策の深い話に入っていきます。

ドアパンチの修理費の相場

修理費は傷の深さでかなり変わります。ざっくり3段階。

傷の程度 修理方法 費用の目安
小さい凹みのみ(塗装無事) デントリペア 1万〜3万円
凹み+塗装剥げ 板金塗装 3万〜5万円
ドアパネル交換レベル パネル交換+塗装 7万〜15万円

デントリペアっていうのは、塗装を剥がさずに裏から押し出して凹みを直す技術で、ドアパンチみたいな小さい凹み専門の修理方法です。塗装が剥がれてなければ、これがめっちゃ安くて早い。

逆に塗装まで剥げてたら板金塗装になるので費用が跳ね上がります。パールホワイトとかメタリックカラーは色合わせが難しいので、さらに上乗せされるケースも。

冒頭で書いた僕のスイスポの凹みも、後日デントリペア屋に持ち込んだら、塗装は無事っぽかったのでデントリペア1.5万円で直してもらえました。板金塗装だと3倍くらいかかったので、早めに気づいてよかったなーと思ってます。

車両保険を使うべきかどうかの判断

ドアパンチで保険を使うかどうか、これが判断むずかしいポイント。

車両保険を使うと、次の更新から3等級ダウンして、さらに3年間は「事故有係数」が適用されて保険料が上がります。

どれくらい上がるかは契約内容で大きく変わります。場合によっては修理費より保険料の上がり幅の方が高くなるケースもあるので、安易に使うのは損になることがある。

修理費 保険使うべきか 理由
〜5万円 使わない方がいい場合が多い 保険料の上がり幅が超えることも
10万円前後 微妙(損益分岐点) 等級・契約内容で変わる
15万円以上 使う価値が出やすい 修理費が保険料の上がり分を超えやすい

損益分岐点は契約内容や等級によって結構変わります。迷ったら保険会社に電話して「使った場合と使わなかった場合の試算出してほしい」って聞けば、具体的な金額で比較してくれる。これ知らない人が多いので覚えといた方がいい。

あと、加害者側が保険を使う場合は対物賠償保険が対象になります。対物賠償も一般的には3等級ダウンなので、翌年以降の保険料が上がる仕組みは被害者側(車両保険)と同じ。詳細は契約内容で違うので、保険会社に確認してください。

犯人を特定する方法

ドアパンチって「犯人わからないまま泣き寝入り」パターンが多いんですけど、最近は特定できる確率が上がってる気がしてる。

いちばん大きいのがドライブレコーダーの普及です。駐車監視モード付きのドラレコなら、エンジン切った後でも振動や動体を検知して自動で録画してくれる。自分の車を守るだけじゃなく、隣の車からの加害者特定にも役立ちます。

それと防犯カメラもほーんとに増えました。ショッピングモール・コンビニ・コインパーキングはほぼどこでもカメラあり。警察に届け出れば、映像の照会を管理会社にお願いしてもらえる流れになります。

あとは意外と侮れないのがSNSで、Xで「〇〇モール 当て逃げ」で検索したら、同じ日に同じ駐車場で目撃した人の投稿が出てくることも実際あります。警察への情報提供の材料になるので、ダメ元で探してみるのはアリ。

ただ、カメラ映像の保存期間は施設によって短い場合があるので、まーじで早めの確認が大事。気づいたらすぐ動くようにしたいです。

ドアパンチを予防する3つの工夫

最後に予防策。完全には防げないですけど、遭遇率は下げられます。

1つ目は駐車場所の選び方。隣の車から距離を取るのが鉄則。

  • 端っこのスペースを選ぶ(片側だけガード)
  • 満車エリアより少し離れた空いてる場所に停める
  • 隣がスライドドアの車(ミニバン・軽)だったら安心度アップ
  • 逆に両側が開くドアの大型車(SUV・セダン)は要注意

2つ目はドアエッジモールの取り付け。ドアの端っこにゴムやウレタンのモールを貼っておくと、自分がぶつけそうになった時に衝撃を吸収してくれます。1,000〜3,000円くらいでカー用品店で買えます。

3つ目はドライブレコーダーの駐車監視モードを入れておくこと。これは予防というより「抑止力」です。「録画中」のステッカー貼ってあるだけでもやる側が牽制されるので、遭遇率が下がる気がしてる。車上荒らしやいたずらの抑止にもなるので、コスパは悪くない。

僕は最近、屋外駐車の時は隣の車のドアラインの位置を意識して停めるようにしてます。隣が停めやすい位置に自分の車があると、相手がドアを全開にしがちなので。これだけでも遭遇率はだいぶ下がる気がしてる。

参考:自動車あるある どうする?ドアパンチ(東京海上ダイレクト)ドアパンチ発生時の対処方法は?(SBI損保)駐車場でドアパンチされたら車両保険は使えるの(ソニー損保)ドアパンチ事故で警察を呼ばないとどうなる?(ベストロイヤーズ法律事務所)

それでは、今日もいい道を。

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