サイドミラーの合わせ方|上下は路面半分・車体1/4が目安【死角を減らすコツも】

車の豆知識

くるまにあ通信管理人のタケです。

サイドミラーの合わせ方、ちゃんと意識してますか?

教習所で習ったはずなんですけど、改めて「地面はどれくらい映すんだっけ?」「車体は1/4でいいんだっけ?」って聞かれると、けっこう曖昧になってる人多いと思うんですよ。僕も普段ジムニーとスイスポの2台を行き来してると、それぞれミラー感覚が違うので、たまに合わせ直すたびに あれ、これでよかったっけ…? ってなります。

サイドミラーって地味だけど、合わせ方ひとつで死角の量が大きく変わる、まーじで安全運転の基本パーツ。今回は正しい合わせ方の基本ルールから、死角を減らすちょっとした工夫電子ミラーまでまとめてみました。

サイドミラーを合わせる前に、シートを合わせる

これ、ほーんとに大事な話なんですけど、サイドミラーを調整する前に、まずシートポジションを決めるのが大原則です。

シートを動かすと、当然ながら目の位置も変わるので、ミラーの見え方も全部変わるんですよ。先にミラーだけ合わせて、あとからシートをいじると、せっかく合わせたミラーがまたズレる。順番が逆になってる人、わりといます。

順番 調整内容
シートの前後位置(ブレーキを踏んで膝が伸びきらない位置)
シートの高さ(ボンネットの先が見える車なら見える位置・前方の路面が見やすい高さ)
シートの背もたれ(ハンドル上部に手首が乗る角度)
ルームミラー
左右のドアミラー

この順番でやると、まあまあキレイに視界が整います。レンタカーやカーシェアで借りた時に、いきなりミラーいじっちゃう人いますけど、シートが前の人のままだと意味がない。「シート→ミラー」で覚えておくといいです。

ドアミラーの基本ルール「上下は路面が半分前後・車体は1/4前後」

ドアミラーの正しい合わせ方、いろんなサイトや教習所で言われてるのを整理すると、ざっくり「上下は路面が半分前後・左右は車体が内側1/4前後」くらいの目安に落ち着きます。

方向 映す比率(目安)
上下 路面が半分前後、空が半分前後
左右 自車のボディが内側1/4前後、外側が後方視界

上下は路面が半分くらい映るのが目安。これくらいだと、車のすぐ脇のラインや白線が見えつつ、後続車もしっかり視界に入ります。下に映しすぎても上を映しすぎてもダメ、ってバランスです。

左右は自分の車のボディが内側1/4くらいに映ってると、ちょうど距離感が掴みやすい。「自分の車との位置関係」をミラーで把握するためで、外側を後方確認に使うっていう割り振りです。

この比率、左右のミラーで基本同じでOK。ただ、車によっては左ミラーは少し下向きに合わせる人も多い。左後方は自転車や歩行者の巻き込み確認がメインなので、地面寄りに合わせると見やすい、という考え方ですね。

ちなみになんですがー、メーカーや教習所によって細かい比率は微妙に違います。車種や使い方によっても合う合わないがあるので、「路面が半分くらい見えて、自分の車もちょっと映る」くらいで覚えておいて、あとは自分の運転で微調整するのが現実的です。

ルームミラーは「リアウィンドウ全体」が基本

ルームミラー(バックミラー)の合わせ方は、ドアミラーよりシンプルです。

正しい位置の目安は、リアウィンドウ全体がミラー枠の中に収まること。リアガラスの上端・下端・左右がミラーの中央あたりにくるように合わせます。

ハンドルを握ったまま、首だけ少し動かして自然に視線が向く位置に合わせるのもポイント。大きく頭を動かさないと見えない位置だと、運転中の確認が遅れます。

あと、ルームミラーには自分の体や荷物が映り込まないように気をつけたい。後部座席に頭の大きい人が座ってると視界がほぼ消えますけど、これは仕様なので諦めて、ドアミラーで補完するしかないです。

よくあるNGなミラーの合わせ方

ありがちな失敗パターンも一応まとめておきます。

NGパターン 何が問題か
自分の車体ばっかり映ってる 後方の車が見えない・死角が増える
地面しか見えない 後続車を見逃す・斜め後方ノーチェック
空ばっかり映ってる 路面状況・隣車線の車がわからない
左右で映る範囲がバラバラ 車線変更時の判断がブレる

特に多いのが「車体ばっかり映ってる」パターン。「ボディラインが見えると安心」って気持ちはわかるんですけど、後方視界の半分以上が自車で埋まると、後続車や隣車線の車を見落とす原因になります。

逆に「車体が全く映らない」のもおすすめしません。後方の距離感が掴みづらくなる。やっぱり「内側1/4だけ映す」が一番バランスいいです。

まとめ

  • ミラー調整の前にシートポジションを決める(順番が大事)
  • ドアミラーは「上下:路面が半分前後」「左右:車体が内側1/4前後」が目安
  • ルームミラーはリアウィンドウ全体が映る位置
  • 車体ばっかり映ってる、地面しか見えない、はNG
  • 左右で見え方を揃えると車線変更の判断がブレない

レンタカーやカーシェアで車を借りた時は、運転前にこのチェックを忘れずに。レンタカーを借りる前のルーティンでも書きましたけど、借りた直後の数分の手間で、その後の安心感が全然違います。

まにあ編

ここからはまにあ編バナー

ここからはちょっとマニアックな話。海外と日本のミラー合わせの違い、死角を埋める工夫、電子ミラーまで深掘りしていきます。

高速向けは「車体を映さない」海外流の合わせ方

実はサイドミラーの合わせ方、日本式と海外式(特にアメリカ)で結構違います

日本の教習所が教えてるのは、さっきの「車体1/4映す」スタイル。これは後方の車との距離感を取りやすい反面、真横の死角(ブラインドスポット)が大きめに残るのが弱点です。

一方、1995年に米国自動車技術者協会(SAE)の論文で提唱されたのが、自分の車体が映らないくらい外側に振る合わせ方。BGE設定(Blind Zone and Glare Elimination)と呼ばれてます。これだとルームミラーで真後ろを見て、ドアミラーで真横〜斜め後方を見る、っていう役割分担になります。

方式 特徴
日本式(車体1/4前後) 距離感掴みやすい・街乗り◎・真横の死角は多め
BGE方式(車体映さない) 真横の見え方が広がる・距離感つかみにくい

高速道路で車線変更が多い人は、ちょい外側に振ってみると真横の視界が広がる感覚があると思います。ただ、BGE方式に変えても死角が完全になくなるわけじゃないので、車線変更前の目視確認はどっちにしても必須。それと、慣れるまでは違和感がすごいので、いきなり街乗りで試すのはおすすめしません。空いてる高速で試すくらいから始めるのが安全です。

僕は基本日本式ですけど、長距離ドライブの時はちょい外側に振ったりしてます。気分で変える派。

それでも残る死角を埋める3つの方法

どんなに頑張ってミラーを合わせても、真横〜斜め後ろの死角はどうしても残るんですよ。これを埋める方法が3つあります。

方法 特徴
補助ミラー(広角ミラー) 後付け。1,000円〜で買える
BSM(ブラインドスポットモニター) 純正装備。隣車線の車を検知してインジケーター点灯
目視確認(振り返り) 0円・最強・ただし忘れがち

補助ミラーはカー用品店で売ってる小さい広角ミラーを、ドアミラーの隅に貼り付けるやつ。安いし効果はあるんですけど、視界の一部が遠近感おかしくなるので、慣れが必要。

BSMは最近の新車にちょいちょい付いてる装備で、ドアミラーに小さいランプが点いて、隣車線に車がいることを教えてくれます。これはめっちゃ便利。慣れるとBSMなしの車に乗れなくなるって言う人もいる。

そして結局、振り返って目視するのが一番確実。高速が怖い人向けの記事でも書きましたけど、車線変更はミラー確認→ウインカー→3秒待ってから動く、が基本。それに加えて目視も挟むと、まーじで安心感が違います。

電動格納・自動防眩・デジタルアウターミラーの進化

サイドミラー周りの装備も、ここ20年でだいぶ進化しました。

電動格納ミラーは、エンジンOFFと連動して勝手にたためる機能。立体駐車場や狭い道で擦るリスクが減るし、隣の車にミラーをぶつけにくくなる。最近の車は大体標準装備。

自動防眩ルームミラーは、後ろの車のヘッドライトが眩しい時に自動でミラーを暗くする機能。夜の高速で後続車のハイビームに照らされた時、まーじで助かります。

そしてデジタルアウターミラー(サイドカメラミラー)。レクサスESやホンダeなんかが採用してる、サイドミラー部分をカメラ+液晶モニターに置き換えるタイプです。後続車との距離感も画像処理で見やすく調整される。なお、似た名前のデジタルインナーミラーは別物で、こっちはルームミラー部分をカメラ映像に切り替えるやつ。混同しやすいので注意です。

メリットとしては暗い場所での視認性アップ・狭い場所でも畳む必要がないあたり。ただし、メーカー取扱説明書にはレンズの曇り・水滴で映像が乱れる、強い光源での白飛び、低温下での起動の遅さ等への注意も書かれてます。万能じゃないし、目視確認が不要になるわけでもない、ってのが実情。

そんな事情もあって、遠近感が脳の慣れと違うのもあり、デジタルアウターミラーが苦手って声もあります。実際、レクサスESは2018年に世界初の量産デジタルアウターミラーを搭載しましたが、まだ光学ミラーとの選択式が多い。完全移行はもうちょっと先な気がしてる。

助手席の人が肘でレバー触る事件

あと、これ地味にあるあるなんですけど、運転中にいきなりミラーがズレることがあるんですよ。

原因は大体、助手席に座ってる人が肘でミラー調整レバーを触ってるパターン。最近の車は運転席ドアにレバーがあるので、助手席だとレバーには触れないんですけど、古い車だとセンターコンソール付近にレバーがある車種もあって、そこをぐにぐにされると勝手に動きます。

気付いたらドアミラーが斜め下を向いてた、みたいな経験、僕もありました。指摘するのもなんとなく気まずくて、信号待ちでこっそり戻したり。

高級車や最近の車にはシート&ミラー位置のメモリー機能があるやつもあって、ボタン一発で設定が戻せる。複数人で乗り回す家族車にはまーじで便利な機能だと思います。

参考:サイドミラーの合わせ方、左右の正しい位置と角度を解説(norico)車のサイドミラーの合わせ方(グラススタイル)死角と内輪差(JAF)

それでは、今日もいい道を。

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