くるまにあ通信管理人のタケです。
2026年5月7日、レクサスが新型「TZ」を世界初公開しました。
ブランド初の3列シートBEV、つまり3列シートのEV SUVです。
レクサスがついに3列EVを出してきましたね。
場所はトヨタテクニカルセンター下山。事前情報がチラホラ出てたから「そろそろ来るな」とは思ってたんですけど、ふたを開けてみたらほーんとに気合入ってました。うわ、ちゃんと本気のやつだ…
このブログでもEVのニュースはちょこちょこ追ってきたんですけど、ここに来てレクサスがブランド初のBEV3列SUVですからね。流れを整理すると面白いんですけど、それは後半で。
まずは「TZ」がどんな車なのか、ざっくり見ていきます。
コンセプトは「Driving Lounge」。「走るラウンジ」みたいな意味で、ドライバーだけじゃなく、後席に座る人も含めて全員が気持ちよく過ごせる空間を目指したそうです。ロードトリップやキャンプ、家族で長距離移動っていう使い方を想定してる雰囲気。
サイズはこんな感じです。
| 項目 | レクサス TZ(プロトタイプ値) |
|---|---|
| 全長 | 5,100mm |
| 全幅 | 1,990mm |
| 全高 | 1,705mm |
| ホイールベース | 3,050mm |
| 駆動方式 | AWD(前後167kWモーター) |
| システム最高出力 | 300kW(約408ps) |
| バッテリー | スタンダードレンジ76.96kWh/ロングレンジ95.82kWh |
| 航続距離 | WLTCモードで約620km(ロングレンジ・22インチ装着時の開発中暫定値) |
| 急速充電 | 150kWでSOC10→80%が約35分 |
| Cd値 | 0.27 |
全長5.1m、全幅1,990mmって、感覚的には先月書いたトヨタ・タンドラの全幅2,030mmと近いサイズ感です。全長はタンドラの5.93mより80cmほど短いんですけど、それでも日本の感覚だとまーじでデカい。日本の機械式駐車場は1,850mm制限のところが多いので、TZは入らない場所が結構ありそうです。
ただ走りの数字はかなり攻めてて、システム出力408ps、AWD、航続約620km(ロングレンジ・暫定値)。3列シートのEVで約620km走れるなら、家族で遠出する用途は普通にこなせる気がしてる。Cd値0.27っていうのも、これだけデカいボディにしてはまーじで優秀な数値です。
そして肝心の中身。
助手席とセカンドシートには、レクサスのSUVとして初めてオットマンが設定されました。3列目もペラペラの補助席じゃなくて、ソファのような座り心地を目指したらしい。サウンドはおなじみマーク・レビンソンの21スピーカー、ルーフはパノラミック、内装にはリサイクル素材も使ってる。後席で寝てたい…
気になる価格は、日本では正式には発表されてません。ただアメリカでは「2027 Lexus TZ」として2026年末に発売予定で、想定価格は約6万ドル〜と報じられてます。1ドル150円換算でざっくり900万円〜。日本でも近い価格帯か、もう少し上振れする可能性が高いかなと。うわ、僕には縁がない世界だ…
ライバルとしては、ボルボのEX90やメルセデスのEQS SUVあたりが想定されてます。要は「3列シートの高級EV SUV」というジャンル自体は欧米勢が先行してて、レクサスがやっと参戦してきたという構図です。
ここで、最近のEVニュースを並べると流れが見えてきます。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2026年3月9日 | スズキ「eエブリイ」発売(軽商用EV) |
| 2026年3月12日 | ホンダが四輪電動化戦略の見直しを発表(北米向けEV3車種開発中止) |
| 2026年3月25日 | ソニーホンダ「AFEELA」開発中止 |
| 2026年4月10日 | テスラのFSD Supervised(運転支援システム)がオランダで欧州初承認 |
| 2026年5月7日 | レクサスTZ世界初公開(今ここ) |
軽EVから始まって、ホンダが北米EVを見直し、SHMの夢が白紙、テスラの運転支援が欧州で承認、そしてレクサスが満を持して登場、という流れ。日本メーカーのEVを巡る状況がこの2ヶ月だけでだいぶ動いてて、ほーんとに目が離せない。
個人的に思うのは、レクサスTZはこのタイミングの発表として絶妙だなと。ホンダが北米EVを見直して、AFEELAが消えた直後に「うちは静かに準備してましたよ」って3列シートのBEVをドンと出してくる。日本メーカーの中で、トヨタ/レクサスがBEV路線でも一番粘ってる感じが見えます。
日本発売は2026年冬。今年の年末ですね。
正直、僕にはサイズ的にも価格的にも縁のない車です。スイスポは全幅1,735mm、ジムニーは1,475mm。TZの1,990mmはもう違う世界の話で、駐車場のたびにヒヤヒヤしそう。900万円という想定価格も、たぶん一生払うことはない。
ただ、レクサスがブランド初のBEV3列SUVを出すっていうのは、ただの新車情報以上の意味がある気がしてる。日本メーカーのBEVが、軽EVや商用EVみたいな「足としてのEV」じゃなくて、「家族で乗る高級EV」という土俵でちゃんと戦う準備をしてるってことだから。
展示の機会があったら、一度は実車を見に行ってみたいなと思ってます。買えないけど。
参考:LEXUS、新型「TZ」を世界初公開(トヨタ自動車公式)/LEXUS – TZ|World Premiere(レクサス公式)/レクサス新型「TZ」世界初公開!(くるまのニュース)
それでは、今日もいい道を。


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